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学んだことを書き綴る、言わば航海日誌です。

技術書典16で「生活をちょっと便利にするIoTボタンのつくりかた」という本を頒布します!(サークル名: yuuu う08)

明日5月25日(土)〜6月9日(日)に開催される技術書典16で「生活をちょっと便利にするIoTボタンのつくりかた」という本を頒布します。

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紹介する本はオンライン・オフライン(ブース: う08)どちらでも頒布いたしますので、興味を持たれた方はぜひご購入ください!既刊の「AWSとRubyではじめるサーバーレス入門」もあわせて頒布しています。

表紙

前作は表紙に「リス」を載せて、個人的にとても良いと思える表紙にすることができました。これに味をしめ、今回は「ビーバー」を描いてもらうことにしました。

表紙・裏表紙

ビーバーを選んだ理由は、小学校のときに国語の教科書で読んだ「ビーバーの大工事」という文章の影響で、「自分で家を作る動物」という印象があったからです。「生活をちょっと便利にする」ための本の表紙にピッタリだと思いました。

内容

M5Stamp C3 Mateという1300円程度で販売されている既製品のデバイスを使用してIoTボタンを作る方法を解説した一冊です。

第1章 ボタンを作る

IoTボタンデバイスを作る方法を解説しています。一口にボタンと言っても、AWS IoT Coreに接続するための証明書の配置やメッセージの送信、省電力稼働のためのディープスリープなど、さまざまな対応が必要です。

IoTボタンデバイスの完成形

本章に記載した手順通りに製作することで、これらに対応したIoTボタンを完成させることができます。

第2章 LINEに通知する

IoTボタンの用途として最も多いであろう、ボタンを押したタイミングで通知をするIoTバックエンドを構築します。本書では、通知先として最も利便性が高いツールであろうLINEへの通知を行います。

システム構成図

LINEへの通知

第3章 家電を操作する

SwitchBot ハブミニというスマートリモコンをリモート制御することで、ボタンを押したタイミングでエアコンの電源をONするIoTバックエンドを構築します。

システム構成図

エアコンの電源ONを確認

第4章 アイデア

IoTボタンをどういった用途で活用できるか、アイデアを集めた章です。作ったIoTボタンをどう活用するか考える際に活用ください。

執筆の動機

これまでIoTに関する本を何冊か書いてきましたが「これまで以上に平易なIoTの入門書が求められているのでは?」と考えるようになりました。直近の2冊はページ数も100ページを超えていて、読むことにハードルを感じる読者もいらっしゃるようです。

今回は50ページ程度の本当の意味で薄い本とし、プログラムもほとんどサンプルコードがそのまま動作する状態を目指しました。本書をきっかけにIoTに入門する人が増えることを期待しています。本書で満足できなかった人はぜひ「AWSとRubyではじめるサーバーレス入門」も手にとっていただき、より高度なバックエンド構築に挑戦してみてください。

本書の目次

まとめ

技術書典16 オンラインマーケットでは明日5月25日(土) 10:00から、オフライン会場では明後日5月26日(日) 11:00から池袋サンシャインシティにて販売します。ぜひ手にとってみてください!

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