Windowsで使えるMarkdown エディタを探した
メジャーなものが現れないMarkdownエディタ
本ブログもそうだが、GithubのREADMEなどMarkdownで文章を書くことが増えている。Markdownで文章を書くときはエディタを使うのだが、Markdownに特化した「Markdownエディタ」を使うと便利だ。しかし、特にWindowsではなかなか「これ!」と言えるMarkdownエディタが登場せず、本ブログもウェブ上で執筆→プレビューで確認しているのが現状だ。
そこで、現在(2015年1月時点)Windowsで使用可能なMarkdownエディタを調べ、まとめてみた。
選別条件
普段使いするMarkdownエディタを選別するにあたり、いくつか条件を設ける。
(1) オフラインで使用可能
Webサービスという形でMarkdownの記述とプレビューができるサイトがいくつか存在するが、会社からのアクセスが困難な場合がある。また、セキュリティ上も好ましくないため、オフラインで使用できるものを候補とする。
(2) HTML化できる
Markdownに馴染みの無い人へドキュメントを展開するケースを想定して、Markdownの文章をHTML化できると良い。
(3) 有料ではない
無料のものがたくさんある現状、有料のものは候補から外す。
kannokanno/previm(+tyru/open-browser.vim)
Markdown形式のファイルを編集中に、自動的にブラウザ上へプレビューするVIMプラグインである。このため、VIMとブラウザを横並びにして使うこととなる。
tyru/open-browser.vim · GitHub
メリット
- 普段使用しているエディタをそのまま使える
- VIMが対応していれば、シンタックスハイライトが適用される
- ブラウザからファイル→保存すればHTML化も可能
- プレビュー時のCSSがGithubと似ており、カスタマイズも可能
デメリット
- VIMとブラウザをそれぞれ立ち上げなければならない
MarkdownPad2
MarkdownPad - The Markdown Editor for Windows
メリット
- 動作が軽量、かつ、エディタとプレビューが連動してスクロールする
- メニューバーが充実している(Markdownの入力補助)
- HTML化が可能
- プレビュー時のCSSがGithubと似ている
- タブに対応している
デメリット
- 有料版が存在しており、無料版は機能が限定される
- Windows上でしか動作しない
Haroopad
Haroopad - The Next Document processor based on Markdown
メリット
- 動作が軽量、かつ、エディタとプレビューが連動してスクロールする
- VIMモードをトグルするとVIMと同じキーバインドで操作できる
- HTML化が可能
- マルチプラットフォームである
デメリット
- 画面右下の「寄付」「シェア」といったボタンが不要
- タブに対応していない
オススメは「kannokanno/previm」
筆者の場合、普段VIMを使っていることもあり「kannokanno/previm」が最もしっくりきた。ソースコードなど他のファイルと同時にMarkdownを修正する機会も多いので、しばらくはこれで様子を見るつもりだ。
本記事で紹介した他のエディタも使用感には問題ないので、VIMを使わない人はぜひ使ってみてほしい。