Vimのレジスタをまとめる
本記事はVimのレジスタに関する情報を備忘録としてまとめたものである。
レジスタとは
Vimにおけるレジスタとはヤンク、削除した文字列を記憶しておく引き出しのようなものである。
例えば、「ヤンクした文字列をaレジスタへ格納する」といった具合に、特定のレジスタに文字列を記憶しておくことができる。逆に、「bレジスタの文字列をペーストする」といった具合に、レジスタに記憶しておいた文字列を取り出すこともできる。
レジスタの使い方
レジスタへの書き込み
レジスタの基本的な使い方は
"{レジスタ名}{操作系コマンド}
である。{レジスタ名}
にはa
や1
といった「レジスタ名を示す英数字記号」を、{操作系コマンド}
にはヤンクy
やカットd
を指定する。
使用例を以下に記載する。
操作内容 | コマンド |
---|---|
行全体をヤンクしてaレジスタへ格納 | "ayy |
カーソル位置の単語をヤンクしてbレジスタへ格納 | "byiw |
()に囲まれた文字列をヤンクしてcレジスタへ格納 | "cyi) |
<>に囲まれた文字列をカットしてdレジスタへ格納 | "ddi> |
レジスタからの読み出し
レジスタに格納した文字列を取り出す方法はいくつかある。
操作内容 | コマンド |
---|---|
(ノーマルモードで)aレジスタの文字列をペースト | "ap |
(挿入モードで)bレジスタの文字列をペースト | <C-r>b |
レジスタに格納された文字列を確認する方法
:regコマンドを実行すると、レジスタの一覧と格納された文字列が表示される。
操作内容 | コマンド |
---|---|
レジスタに格納された文字列を表示 | :reg |
レジスタ一覧
以下の記事が参考になる。
参考書籍
- 作者: DrewNeil,新丈径
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/01/28
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