清く正しい本棚を作ってみた(4) 設置編
清く正しい本棚を作ってみた(3) 塗装編 - .logbookから随分時間が経ってしまったが、水研ぎ~裏板の取り付け、設置作業をまとめる。
水研ぎ
塗装が終わったら、水研ぎをして表面をなめらかにする。水研ぎにはホームセンターで購入した耐水ペーパー(2000番)を使用した。水研ぎをすると表面がヌルヌルした感触となるが、これで問題ないとのこと。
水研ぎが終わったら仕上げ塗りとして、布にペンキを染み込ませ、その布で全体を綺麗に磨く。これによって、美しい表面を完成させることができた。
裏板の取り付け
塗装が終わったら、予め塗装しておいた裏板を取り付ける。裏板はいわゆるベニヤ板で、材料の発注時に大きさを指定してカットしてもらっておいた。
裏板を取り付ける際にも木工用ボンドを使用する。取り付けたら釘を打ち込むが、棚1段あたり4箇所程度打ち込む必要があり、全体としては結構な本数となる。一本一本確実に打ち付けるようにする。
写真をよく見るとわかるが、裏板を取り付けるとボンドがはみ出してくるので雑巾で拭き取るようにする。これで本棚は完成である。
設置
清く正しい本棚の作り方の著者曰く、「清く正しい本棚には耐震対策は必要ない」とのことであるが、やはり背の高く重量もそこそこな本棚であるため耐震対策しておかないと不安であった。
我が家では本棚と天井の間が約12センチしかなく、使用できる耐震対策用品も限られていた。
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これなら、天井との間が12センチでも設置できた。本来は2セットで固定するのが良いとのことだが、ひとまずは1セットでよしとした。まず、倒れることはないだろう。
設置も終わったので、本も格納してみた。
使用感
清く正しい本棚は、各段が技術書や実用書、コミック等にぴったりの高さとなっている。ざっと数百冊は保管できそうなので、しばらく本の保管場所に困ることは無さそうだ。
写真を見るとわかると思うが、棚の表面にうっすらと背表紙が映り込んでいる。それほどまでに美しい表面に仕上げることができた。
また、雑誌など背の高い本を保管できる最下段だが、これまた非常に使い勝手が良い。
大量にあるジャンプはともかく、背の高い雑誌はカラーボックスにも収納できず困っていた。この本棚であれば寝かせる必要もなく、他の本と同じように保管できる。
まとめ
最終的には20000円未満で天井まで届きそうな美しい本棚を作成することができた。完成した本棚は非常に実用的であり、我が家の本を全て収納するいわば「知識の宝庫」となった。
本棚を設計したり、材料を買い揃えたり、組み立てたりする作業は非常にワクワクするものであった。このためDIYの入門としてもおすすめできる題材あった。機会があればぜひ作ってみてほしい。