清く正しい本棚を作ってみた(3) 塗装編
パテ塗り
組み上がった本棚のネジ止め部分やキズ・へこみのある部分にパテを塗る。本で紹介されている通り、指で直接塗った。
この作業でいくつかわかったことがある。
- ネジ止めの際、木材にネジがめり込むまで締めあげておかないとパテでネジを隠すことができない。
- パテは固まると凹む。
- ただし、パテを盛りすぎてもヤスリがけの際に大変な思いをすることになる。
以上のことから、まずネジはしっかり締めあげること。締めあげられない箇所やハカマを固定する釘などはパテを使って隠そうとしないことが重要である。
また、パテは固まると凹むが固まるまでに1日を要する。最初は少なめに盛っておき、凹んだ箇所はパテを重ね塗りすることが最善策と思われる。
よって、「組み立て終わってから塗装するまでに、数日程度かかることを計画に盛り込んでおく」ことが重要である。筆者は組み立て翌々日には塗装開始したため、パテ塗りに関しては課題が残る結果となってしまった。
ヤスリがけ
組み上がった本棚に対して紙ヤスリをかける。
ヤスリがけの目的は大きく2つある。
- 本棚の角を面取りし、使用時の怪我を防止&見栄えを良くする。
- パテを削って平らにする。
1については角がたくさんあるので、削り忘れのないようヤスリがけすることが重要となる。
2についてはパテを盛りすぎていると削るのが大変である。腕が筋肉痛になるレベルで疲れる作業であるが、板とパテが面一となるよう削る。
尚、ヤスリがけ時には大量の削りカスがでるため、屋外での実施が推奨されていた。筆者も、この作業と下塗りのみはベランダにて実施した。
下塗り
下塗りでは薄めたペンキを塗っていく。ペンキはどうしても濃くしたいと思いがちだが、下塗りは本当に薄くて良い。(本家サイトにもある通り、2~3倍に薄める)
薄いペンキだと必然的に塗りムラができるが、全く気にしなくて良い。
手前が下塗りした直後の状態、奥側が重ね塗りした状態である。重ね塗りすると、塗りムラがなくなり、綺麗に仕上がることがわかるだろう。
重ね塗り
重ね塗りする前に全体をヤスリがけすることを忘れないようにする。これにより表面がツルツルになって綺麗に仕上がる。
筆者は最終的に2回重ね塗りを実施した。表面がツヤツヤになり、お店で売ってある本棚と大差ない見た目となった。
次回はいよいよ最終回。水研ぎ~裏板の取り付け、設置作業をまとめる。