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学んだことを書き綴る、言わば航海日誌です。

技術書典9で「AWSとM5StickCで作るIoT開発入門」という本を頒布します

タイトルの通り、技術書典9で「AWSとM5StickCで作るIoT開発入門」という本を頒布します。

techbookfest.org

技術書典9は技術書典オンラインマーケットでの開催となります。 東京に行かなくてもたくさんの技術書に出会えますので、ぜひご覧になってください!

カバー

ピンクを貴重としたデザインと、はんだ付けをする女性が目印です! 本の内容ではんだ付けをする手順は存在しないのですが、そこは雰囲気で。

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AWSとM5StickCで作るIoT開発入門

販売数

電子版は数に制限はありません。 電子+紙セットはいまのところ「 80冊限定 」にしようとしています。

SNSでの反響や初日の売上を見て調整する可能性はあるので、 現時点で紙の本が欲しいと思っている人はぜひ意思表示をしてもらえると助かります。

執筆をはじめたきっかけ

普段からFusic Tech BlogQiitaに積極的に記事を書いていますが、自分自身30歳を過ぎて「いつかは本を執筆してみたい」という想いがありました。

そんな中、技術書典9がオンラインで開催されることを知り、福岡に居ながら参加できることに魅力を感じ、筆をとることに。 技術書の執筆はおろか、技術書典への参加自体も初めてで不安だらけでしたが、公式でのオンライン勉強会も充実していてスムーズに執筆できたと思います。

コンセプト

本書はタイトルの通り「IoT開発者向けの入門書」です。表紙にも書いている通り「デバイスからクラウドまで開発のノウハウをこの1冊で解説」しているところが売りです。

IoT開発は「テクノロジの総合格闘技」とも呼ばれており、システムを動かすまでのハードルが比較的高いです。 Webシステムの開発ができる人、デバイス(組込み)プログラミングが得意な人は業界にも多いのですが、「IoT開発経験者」はまだまだ人材が不足しているのが実状です。

本書を通じて、IoTに対するハードルを下げ、IoT開発経験者が増えて業界が盛り上がるきっかけになればと思っています。

対象読者

本書では次のような人を対象としています。

  • IoT システムに興味がある人
  • IoT システムの企画・開発に携わっている人、もしくは携わる予定のある人
  • Web・クラウド・デバイスが好きな人

中身をチラッと紹介

本書の手順をお試しいただくと、このような構成のシステムが出来上がります。

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本の内容を大まかに紹介します。

1 章 IoT システムの設計

本書で開発するシステムの要件を定義し、各システムの構成やシステム間のインタフェースを設計します。

2 章 IoT バックエンドの開発

バイスから送信された気温を判定し、必要に応じてSlackへ通知する、IoTのバックエンドを構築します。

3 章 IoT バックエンドの動作確認

構築したIoTのバックエンドへデータを送信することで、動作を確認します。

4 章 IoT デバイスの開発

気温を計測し、IoTバックエンドに送信するIoTデバイスを開発します。

5 章 IoT バックエンドを拡張する

IoTバックエンドを拡張し、測定した気温をブラウザから閲覧できるようにし ます。

力を入れた点

設計からはじまり、バックエンド・デバイスそれぞれの開発手順を網羅

「デバイスからクラウドまで開発のノウハウをこの1冊で解説」という売りを実現すべく、 要件を満たすためのシステム設計からバックエンド・デバイスそれぞれの開発手順までを網羅しています。

本の手順通りにお試しいただくだけで、IoTシステムが完成しますので、簡単に成功体験を味わってもらえるはずです。

テスト(動作確認)の手順も解説

IoT開発のもっとも大きなつまづきポイントは「デバイスとバックエンドの接続が上手くいかない」という問題だと思います。 デバイス〜バックエンドのさまざまな箇所が原因となりうるため、問題の切り分けから原因箇所を特定するスキルが試されます。

本書では「IoTバックエンドの動作確認」に注力する章を設け、IoTバックエンドが確実に動作することを先に確認する手順としています。 これによりトラブルを回避、もしくは原因の特定を容易にできるはずです。

動作確認にここまで力を入れている本は、なかなか無いと思います。

IoT開発経験者ならではのコラムも記載

オマケ的要素ではありますが、IoT開発経験者ならではのコラムを記載しています。 現場のノウハウを少しでも多くお伝えできると思っています。

まとめ

IoT開発に興味がある方、ぜひぜひご購入ください!

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