Ubuntu13.10にrbenv+ruby-buildをインストール
はじめに
最近Rubyの勉強を始めたいと思い、環境構築を試みた。 Windows上でも開発環境の構築が可能ではあるが、Linux環境の方が容易かつ文字コードでハマらずに済みそうだったので、Ubuntu13.10上に環境を構築する。
また、最近はRubyのバージョンを管理&切り替えるツールである「rbenv」を使用するのが定石であるようだ。 以前はRuby1.9.3をインストールしていたが、最近ではRuby2.0も公開されており、バージョンを切り替えられるようrbenvを採用する。
参考
下記記事を参考にした。
Ubuntuにrbenv+ruby-buildでRubyをインストール - L1J-JP
前準備
まずはapt-getのパッケージリストを更新、既存パッケージをアップグレードする。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade
次に必要なパッケージをインストールする。
$ sudo apt-get install build-essential bison libreadline6-dev curl git-core zlib1g-dev libssl-dev libyaml-dev libsqlite3-dev sqlite3 libxml2-dev libxslt1-dev autoconf libncurses5-dev
rbenv, ruby-buildをインストール
HOMEディレクトリへ移動し、Githubからrbenv, ruby-buildをcloneする。
$ cd ~ $ git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git .rbenv $ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
rbenvのパスを通す
.bashrcを編集し、パスを通す。
$ vim ~/.bashrc
終端に以下を追記する。
export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH" eval "$(rbenv init -)"
追記後、ターミナルを再起動すること。
rbenvの使用方法
インストールできるRubyのバージョンは下記で確認できる。
rbenv install -l
Rubyをインストールする。今回は2.0.0, 1.9.3の安定版を選択した。
インストールには数分~数十分要するため注意する。
$ rbenv install 2.0.0-p353 $ rbenv install 1.9.3-p484
インストールされているバージョン一覧を表示し、インストール完了していることを確認する。 通常使用するRubyのバージョンを設定しておく。(今回は1.9.3に設定)
設定が終わったら通常使用するRubyが1.9.3となったことを確認する。
$ rbenv versions 1.9.3-p484 2.0.0-p353 $ rbenv global 1.9.3-p484 $ rbenv version 1.9.3-p484 (set by /home/user/.rbenv/version) $ ruby -v ruby 1.9.3p484 (2013-11-22 revision 43786) [i686-linux]
追記
2014/5/5
2.0.0以降のバージョンをインストールしようとしたところエラーが発生することがある。 下記記事の通り対処するとインストール可能となる。
Ubuntu 14.04 LTS(Trusty Tahr)に ruby-build で ruby 2.1.1 インストール失敗、そんなとき。 | LOWTECH.NE.JP
2014/10/03
Raspberry Piへ同様の方法でインストールしたところ、1回のインストールで2時間ほど要しました。