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学んだことを書き綴る、言わば航海日誌です。

2020年の振り返り

今年も残り12時間を切ったので、2020年を振り返る。

目標の達成状況

1年前、半年前にいろいろと目標を宣言した。

ylgbk.hatenablog.com

ylgbk.hatenablog.com

結果として、達成できたもの・できなかったものが半々といった感じ。

[達成] M5Stack、M5StickC、M5StickVとmockmockを使ったIoTに関する技術記事を10件以上書く

前半で8記事書いており、後半も技術書典だったり登壇だったりでたくさん記事を書いた。

[未達成] サービスの売り方・マーケティングに関する本を5冊以上読み、書評を書く

これに関しては途中からモチベーションが続かなくなってしまった。

[達成] Cfpを通す登壇実績を1件以上作る

Cfpと呼んでよいか微妙ではあるが、SWEST22というイベントにオンライン登壇したので達成。

[未達成] TOEIC600点以上を取る

そもそもTOEICを受けられる状況にない、という言い訳。

[達成] 技術書を作って1冊以上売る

通算で100冊以上売れたので達成。

技術について

悩んでいる。

来月で転職から3年が経つ。この3年間Ruby on Railsを使った開発を主に経験した。 他の方の記事で色々言われているが、「Webで使われる業務システムをスピーディに構築する」という点においては、今でもRailsが最適解だと思っている。

一方、サービスや、大規模かつ長期運用が見込まれるシステムについては疑問符が付く。

  • Railsのバージョンアップによる影響範囲が大きすぎる(バージョンアップそのものが困難なケースも)
  • モバイルアプリ等に対応する際、もともとのシステムとAPIの2重管理が起こる
  • スケールが難しい
  • 保守を他者(または他社)と分担するのが難しい
  • 大量のデータが流れ込んでくるIoTともあまり相性が良くない

バックエンドでRailsを使い続けるとしても、フロントエンド・バックエンドの分離はいずれ必要となりそうだ。 今の自分にはフロントエンド、マイクロサービスといった分野の知識が足りないので、これらはメインの業務とは別で触れ続けていきたい。

フロントエンド・バックエンドの分離が当たり前になると、Railsである必要性は薄れていくかもしれない。Railsを脱却することは乗っかるべきレールがなくなることを意味するので、改めてソフトウェアのアーキテクチャについても学ぶ必要があるだろう。手始めにClean Archtectureからかな。

キャリアについて

悩んでいる。

上記の通り技術だけでも課題が盛り沢山で、もっと技術に注力したいというのが本音である。

一方、周囲からの期待はリーダーやマネジメント、ビジネスを踏まえた立ち回りにシフトしつつある(と感じている)。 自分自身、自己アピールをしようとすると技術だけでは弱いと自覚していて、マネジメント的な立ち回りをアピールに加えざるを得ない状況にジレンマを感じている。

では「エバンジェリストはどうか?」と言われるとそれも違う。ものを書くのは好きだがあくまで自己満足の世界だし、そもそも登壇やコミュニティ活動が寝食を忘れるほどに好きという質でもない。

そんな感じで悩んでいるときに先輩から送られてきた記事がある。これを読んで腹落ちした。やりたいこともやるべきことも毎年変わってるんだから、あれこれ考えても仕方ないなと。

r25.jp

よって、「仕事では求められることを精一杯やりつつ、仕事以外の時間では技術に主軸をおいて活動する」が現実解だと思い始めているところ。

プライベートについて

プライベートな技術活動は順風満帆だった。

どこまでが仕事でどこまでが仕事じゃないのか線引が曖昧になるくらい、仕事に直結する活動ができた。 具体的には記事や本の執筆、資格取得、登壇といった活動である。

一方、家庭を持つ父としてはどうかというと、リモートワークがメインとなって家族と触れ合う時間も増え、1年前よりはいい感じだと思う。 技術的な活動の時間を早朝にシフトしたことで、家族にあまり負担をかけずに活動できるようになったことが大きい。 早朝は寒さが辛いが来年も継続したい。

来年は次男が幼稚園に入園予定。次男は長男以上にやんちゃでコミュニケーションの難しさも感じているので、何かしら苦労はすると思う。 そんなときにきちんと向き合う時間が取れるよう、仕事や技術活動とのバランスをとっていきたい。

まとめ

人並みに悩みをかかえつつも、コロナに屈することなく無事1年を終えられて一安心というのが正直な感想。

来年も充実した1年とすべく、頑張っていきたい。