実行委員から見た、ETロボコン
これは、ETロボコン Advent Calendar 2015 - Adventarの 1 日目のエントリーです。
初日のエントリーですので精一杯、執筆させていただきます。
まえがき
筆者は2011年〜2013年にETロボコンに参加、本年度よりETロボコン関西地区の実行委員となりました。私事もあって、活動に参加できたのは7月〜9月となりましたが実行委員の目線から見えたこと・気づいたことを書こうと思います。
「実行委員になってみようかな」と思う人が増えるようなエントリーになるよう頑張ります(なぜかプレッシャー^^;)
尚、本エントリーに記載する内容は筆者の主観に基づくものであり、実行委員や事務局とは一切関わりの無いものですので、それを踏まえた上でお読みください。
レビューされたモデルとそうでないモデル
実行委員になって一番楽しみにしていたイベントがずばり「モデル審査」です。
選手時代は何度もモデルを作成・審査され、その結果に一喜一憂してきました。審査する立場としてモデルを読むと、これまで意識もしていなかった観点やモデルの良し悪しが見えてくるのではないか、との期待がありました。
思った点は多々ありますが、一つだけ書きます。
「実行委員は提出されたモデルが、レビューされたものかそうでないものか分かる」という俗説?を、私は現役時代に聞いたことがあります。今年、実際にモデルを審査してみて、それをひしひしと感じました。
「すごく良いことを書いているんだけどなんだかよくわからない」「良いモデルだけど、書き方が間違っている」「シーケンス図に記載されているメソッドがクラス図に無い」といったミスで足元を掬われているチームが非常に多いです。
俗説の通り、モデル図を書いてみた後は誰かに読んでもらったほうが良いです。
試走での時間の使い方
関西地区では地区大会前に2度の試走会を開催しています。
2時間という限られた時間で試走が可能なのですが、チームによって時間の使い方が全く違っていました。
いわゆる"強い"チームはこんな感じ...
- 試走時間中に何を達成するかが明確に決まっている
- 試走中の役割分担が決まっている
- 試走に必要な技術要素・実装は、試走までに完成させている
あくまで試走中の動きを見て感じたことなので、実態は違うかもしれませんが、せっかく遠くから会場に足を運ぶので(これは実行委員も同じ)、充実した試走になることを願っています。
多くの人との交流
今年は、実行委員として何度か懇親会にも参加しました。筆者の現役時代もそうでしたがチーム間のつながり・交流ができていることは素晴らしいですね。特に今年の参加者は交流が盛んだったと感じました。
もちろん、参加者だけではなく実行委員同士のつながりもあります。関西地区実行委員の皆様はもちろん、地区大会に応援に駆けつけてくださった他地区の実行委員の方と情報交換できたことも新鮮でした。
筆者自身は2015年、他地区やCS大会に出向くことができなかったので、2016年は他地区へ出向いて情報交換することが目標です。
あなたもぜひ、実行委員に!
今年実行委員になって、ETロボコンに何度か参加し、ひと通りやりたいことをやった次のステップとして、実行委員になるという選択は良かったと思っています。
特に今年はEV3元年ということで、WGでの情報交換も活発に行われていましたし、mruby関連で他地区の実行委員の方と情報交換することもありました。
まだまだ自分自身できていないこと・足りないことが多くあることがわかったので、来年度も活動を継続していきたいなと思っています。と、その前にこのETロボコン Advent Calendar 2015 - Adventarの完走を心より祈っております。(この記事がおもしろいと思った方、良ければ参加してみませんか?)